【顧客体験向上】店舗のデジタル化による重要な2つのメリット

リテールテックJAPAN2018
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デジタルマーケティングから小売店舗のデジタル化へ

先週(2018年3月6日〜2018年3月9日)、リテールテックJAPAN2018というイベントにウフルが出展いたしました。4日間にわたって大盛況のなか終えることができました。お越しいただいたみなさま、ありがとうございました!

今回この記事では、来場できなかった方のために、弊社の展示内容をご紹介させていただきます。(実は今回の展示、筆者が企画・進行いたしました。関係者のみなさまありがとうございました!)

【イベント概要はこちら】

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当日の展示はこのような状況でした。

【展示内容】

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【会場の様子】

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では、具体的にどんなソリューションを展示したのか? は以下に続きます。

スマート店舗ソリューションのご紹介

1. 店舗内の顧客行動をトラッキング、そしてリマーケティングに流用

スマホアプリを起動して店頭POPにスマホをかざすだけで、商品のレビューやスタイリングなどをその場で閲覧できます。紙のタグだけでは確認できない情報を表示することで、顧客が商品知識を吸収でき、購買につながる確率をあげることができます。また、「誰がいつどの店で商品閲覧したか」をクラウドに蓄積できるため、買わなかった人にも後日リマーケティングすることが可能です。

2. 店頭の在庫切れを検知してアラートをプッシュ配信、オペレーションのタイミングを最適化

店頭在庫切れのタイミングで、店員向けにバックヤード在庫の数量などの情報をプッシュ通知。店頭にいながらバックヤード在庫の状況を簡単に確認できるので、いちいち在庫を確認しにいったりきたりする手間を省くことができます。また、店頭の在庫補充をタイムリーに行うことで、棚に商品がないことでの機会損失を低減します。

会場で流していた動画を画像にしましたので、詳しい内容を画像とあわせてご覧ください。

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POPの裏に商品コード・店舗コードを記録したNFCタグを貼っており、顧客がスマホで読み取ります。

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店員がその場にいなくても顧客は商品の情報を閲覧できるので、スタイリングを参考に自分の持っている服との相性や、レビューを元にしたメンテナンス方法などが確認できます。

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(検知の方法は、画像認識だけでなく光センサーや重量センサーなど、様々な手法が可能です。ちなみに、実際の展示では赤外線センサーを使いました。)

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店頭在庫がなくなったら店員にプッシュ通知が届きます。 

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バックヤード在庫の情報もあわせて通知することで、必要なタイミングで必要な量を補充するオペレーションが可能になります。

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商品情報を閲覧した際のアプリ利用データをクラウドへリアルタイムに蓄積することで、「誰がいつどの店舗でどの商品を閲覧したか」をトラッキングすることが可能になります。
そのデータを元に、後日、未購入者に対してよりリッチな商品情報(閲覧商品の値下げや在庫減、新色入荷など)をお知らせすることや、他の商品をクロスセル訴求することも可能です。

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■従来のリアルマーケティングの大きな課題

ECでよくある売上のあがりやすい施策として「カート放棄」「ブラウザ放棄」というものがあります。これらは「カートに商品を入れたが購買にいたらなかった顧客に対してリマインドする」または「商品を閲覧したが購買にいたらなかった顧客に対して再提案をする」というものです。

この再提案での購買率はかなり高く、実施するのとしないのとでは売上に対するインパクトは大きく変わります。

反面、ことリアル店舗においての大きな課題は「顧客が購買したこと」しかわからず、「興味を持った」「買おうとした」人にアプローチができなかったことにあります。
「顧客が来店したけど買わなかったのか」「買わなかった理由は商品に興味がなかったからなのか、それとも違う理由なのか」など、店員のインプレッション情報でしか判断できませんでした。

それが、顧客が商品に興味を持ったこと、そしてその後商品を「買った」「買っていない」までトラッキングできるようになることは大きな意味があります。

今回の展示では仮想アパレルブランドを模してメリットを訴求しましたが、これらのメリットはなにもアパレルに限った話ではありません。少なくとも以下の条件に該当すれば、メリットは享受できます。

  • 店舗を持っている
  • 商品棚単位でディスプレイしている
  • すでにアプリを持っている(ない場合は要新規開発。またはAndroidであればアプリなしでもブラウザで会員を特定する方策もあり)

たとえばスーパーでも、ステーキ肉が一押し商品である場合にPOPにNFCタグを設置しておいて、レシピや生産者の情報を閲覧してもらう、なども素晴らしいと思いますし、おもちゃでも家電でも同様の対応は可能です。

今後の展開とまとめ

オムニチャネル、O2O、リテールIoTと概念はいろいろあるものの、これからは店舗のデジタル化が推進されていくことと思います。そんな中、顧客体験も向上しつつ、マーケターが分析と次の施策を考えるためのデータを蓄積できるこのソリューションには大きな可能性があると考えています。


「こういう使い方はできるの?」「自分たちの業種や店舗形式でも導入できる?」「コスト感が知りたい」「まずは検証・PoCしたい」などございましたら、以下よりお問い合わせください!

RetailTech2018@uhuru.jp

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フルタ

2005年早稲田大学商学部卒。プログラマ出身のデジタルマーケティングコンサルタント。 ウフルではマーケティングプランニング部に所属しており主にマーケティングオートメーションの導入PMを担当。お客様のマーケティングを日夜支援しています。
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