デジタルマーケターの皆様は、普段から獲得広告の効果、つまりCPAに対して比重をおいてデジタル広告を運用されていることと思う。
リスティング広告はもっとも効率的にユーザー獲得ができる手段の1つであるので、キーワードプランニングに始まり、入札戦略などに余念がないことだろう。
特に、継続性の高い商材(保険や金融、有料会員サービスetc.)は一度ユーザーを獲得すれば、長期間にわたり売上があがる見込みが立つため、新規の申し込みはのどから手が出るほど欲しいだろう。
リスティング広告の無駄とは?
リスティング広告枠の仕組みは入札制であるため、人気のあるキーワードの単価は高くなる傾向にある。そんな中で次のようなことが起こる。
あなたがすでに申し込みを済ませ、会員登録しているサービスのサポートセンターを探すために、Googleの検索エンジンを使って、サポートの連絡先を見つけた。その時、何の意識もなく、Googleの広告枠からサイトにアクセスをして連絡先を探した、といった経験はないだろうか。
その時、広告主は1Click分としてGoogleに広告費を支払っているのだ。
あなたが逆の立場になったとき、つまり広告主だとした場合、既存のお客様にはGoogle AdWordsの広告をClickして欲しくないと思わないだろうか?特にCPAをKPIにしているマーケターの皆様は、効率よく新規のお客様にリスティング広告をClickしてもらいたいと思うのではないだろうか?
広告費を削減して収益アップ
そんなマーケターの想いをかなえるソリューションがセールスフォースドットコムより提供されている。GoogleのCustomer Match APIが統合されたAdvertising Studioを使うことにより、自社の顧客データベースとGoogle AdWordsを連携させることで、既存の顧客には検索広告を表示させず、新規の顧客だけにリーチすることを可能にし、検索広告にかかるコストを削減できるのだ。
また、Advertising StudioはFacebook、Instagram、Twitterの広告とも連携でき、メールではリーチできなかったユーザーに再度アプローチしたり、自社の顧客と類似したオーディエンスをターゲットとすることができる。また、Facebook広告とメールを連携した場合、22%購買意欲を引き上げたという結果も出ている。
出典:https://www.salesforce.com/jp/blog/2016/06/advertising-studio.html
カスタムオーディエンス広告のセキュリティー面をクリア
これらは、マーケター独自で設定することも可能だが、セキュリティーや更新性が問題となる。ましてやCSVをエクスポートして、代理店経由でインポートというようなことになると情報の漏洩が心配だが、Advertising Studioではハッシュ化されたデータを直接クラウド上で連携させるため、大きく情報漏洩のリスクを下げ、リスト更新の手間を省くことに成功している。
Advertising Studioの導入支援
Advertising StudioはMarketing Cloudの付加サービスとなっており、ウフルはセールスフォースドットコムのリセールパートナーとしてMarketing Cloudの豊富な導入実績がある。
また、ウフルではデータを用いてマーケティングを効率化するという命題に取り組んでいるので、1つのソリューションにこだわらず、複数のデータやソリューションを統合することで、ベストな方法をご提案できると考えている。
この記事を読んで少しでも興味を持っていただけた読者の皆様。ウフルへのコンタクトを心よりお待ちしています。
NOWAY
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