効果を計れない施策はビジネスじゃない
企業はもちろん、任意団体や個人でも、簡単に自分のWebサイトを持つことができる環境が整ってきましたね。
通常のWebサイト以外にも、ブログやTwitter、Facebook、YouTube等のSNSを使って、文字だけでなく画像や動画も含めて、世界中へ情報発信できる無料のツールも充実し、目的に応じてインターネットの活用方法を選べる時代となっています。
もちろんビジネスにおいても、Webによるさまざまな情報発信が可能です。商品やサービスの認知拡大だけでなく、多様なマーケティング活動における顧客接点となっていますよね。
具体的なWebを使ったマーケティング方法については別の機会に譲るとして、ここでは効果測定にフォーカスしたいと思います。どんなにお金をかけた素晴らしそうな施策でも、その結果を定量・定性的に測定できてはじめて次の施策への改善が可能となり、PDCAのC以降が回りだすわけです。
どの広告に効果があったのか、どのページが見られているのか、お問い合わせや資料請求などの目標は達成できているのか、などについて、Webサイトのゴール(KGI)を設定し、その進捗状況としての各種指標(KPI)を分析していくことで、顧客との関係性が浮かび上がってくるのです。
これらのWebアクセス指標を計測するツールとして、Webアクセス解析ツールがいくつか世に出ています。Adobe AnalyticsやVisionalist等の有償ツールもありますが、無償で利用できるGoogle Analytics(以下GA)の活用はYouTube等との連動などの観点からも、押さえておくべきポイントと言えます。
出典:https://www.google.com/intl/ja_jp/analytics/
GAの導入はTag Managerとセットで
GAをWebサイトに導入するやり方には大きく2種類あります。一つは、GAの計測タグをWebサイト内に直接記載する方法です。これは、Google Analyticsのサイトでアカウントを登録することで付与されるタグを自分のWebサイトのソースファイル内にコピペするだけです。わかりやすいと言えばそうですが、個別のリンクのクリック数を計測したい場合や、機能追加をするたびに、ソースコードを書き換えて再度本番サーバーへアップロードする手間が後々かかってくるのです。
昨今、GAに限らず、タグで簡単に機能追加できるサービスが増えてきていますが、その都度、対象の全ページを漏れなく・誤りなく更新するのはかなりの運用負荷と言えます。そんな中、GoogleのTag ManagerがVer.2となり、機能も向上して2015年6月にリリースされました。
Tag Managerで何ができるかと言えば、GAのタグはもちろん、他のツールのタグも含めて一括で管理できるのが特筆すべき点です。Tag Managerのタグさえ、一度ソースファイルに記載しておけば、他の各種タグの追加や変更などは、ブラウザでTag Managerの管理サイトへログインして、設定を行うだけで完了です。もうソースファイルを更新してFTPでアップロードしてといった手間は不要となるのです。
そして、GAの基本計測タグについても、Tag Managerから簡単に設定ができ、すぐに計測が可能となるのです。
出典:https://www.google.com/intl/ja/tagmanager/
というわけで、便利なTag Managerですが、スムーズに導入するにはちょっとしたコツが必要だったりします。それは、次回でまたお話しましょう!
TAIZO
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