マリメッコのユニクロコラボから見る戦略

Marimekko
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みなさまあけましておめでとうございます!1月ももう中旬ですね。私事ですが、先日ハッピーアワーで15時から日本酒を飲む術を覚えました。ちなみに中野の「青二才」です。
お正月といえば、お財布の紐が緩くなりますよね~。私は新しいPCが欲しかったのですが、アパートの更新や海外旅行の支払いが重なり泣く泣く諦めました…。
普段は高いと思っているものでも買えちゃうお正月マジック。そんなお正月にこんなニュースが!!!

ユニクロ×マリメッコの登場

『ユニクロとMarimekkoによる特別なコレクションが誕生‐ 美しく大胆なデザインで女性の毎日の生活に喜びを 』

・・・うん、文字からあふれ出る”いい生活”感。今年の目標が”丁寧な生活・いい暮らしをする”の私にぴったり。1月10日、ユニクロはマリメッコとのコラボレーションを発表しました。
ユニクロはこれまでもルメールイネス・ド・ラ・フレサンジュなど、様々なアーティストとコラボしています。

マリメッコのコラボを辿る

マリメッコ

みなさんマリメッコはご存知でしょうか?名前は知らずとも、雑貨屋さんや街中で見かけたことがあるかもしれませんね。

マリメッコは独創的なプリントと色づかいによって世界的に広く知られるデザインハウス。1951年にフィンランドで誕生しました。創造性と機能性を融和させたライフスタイルブランドとして、クロージング、バッグ・アクセサリー、ホームデコレーションといった分野で独自のデザインを発信し続けています(公式サイトより)

おそらく有名なのはウニッコ柄だと思います。(アイキャッチ画像の柄です!)
私も靴下とポーチを持っていて、かなりのお気に入りです⚘

ちなみにマリメッコは今までも多彩なコラボをしているのです!クリニークという化粧品メーカーだったり、マイクロソフトのPCだったり、さらには飛行機までも。

価格帯としてはシャツで3万円、靴下も1足4,000円弱します。ユニクロの価格帯と比較すると、少し差が大きいと感じます。しかし、ユニクロコラボの商品はTシャツ1枚1,500円と破格!!!普通に売れば0が一個違うレベルですが、なぜマリメッコはユニクロとのコラボを決めたのでしょうか?

コラボの目的とは?

ユニクロとコラボすることで手の届きやすい価格で展開し、ターゲット年齢層を下げる戦略でしょうか。それとも、幅広い世代に愛用されているユニクロとコラボすることで、認知を広げようとしているのでしょうか…。

過去にユニクロとコラボしたJW Andersonは、コラボする意義として

ファッションを民主化するということです。今回のコラボで目指しているのは、どんな世代の人でも着たいと思う服が選べるコレクションにするということです。
ELLEオンラインインタビューより)

と語っています。

さらに、他のブランドとのコラボの違いを以下のように話しています。

『ユニクロ』が信じられないほど細やかな技術を駆使して服をつくっているという点です。それは自分のブランドの生産工程とはまったく異なります。例えば、私たちではダウンジャケットを作ることはできませんが、これまでにその必要な技術投資をしてきたユニクロとなら、難なくそれができました。(同インタビューより)

また、イームズとのコラボの際に、ユニクロはプレスリリースで

20世紀のデザイン界に多大な影響を与えたチャールズ・イームズとレイ・イームズの時代を超えて愛されるプロダクトは、より良いクオリティーとデザインを生み出すという信念をもとに、常に工夫と改良が重ねられてきました。彼らのその姿勢は、ユニクロのものづくりに共通する想いでもあることから、今回のコラボレーションが実現。(2017年09月19日 プレスリリースより)

とコメントしています。

そして今回のマリメッコとのコラボについて、ユニクロではこのように発表しています。

“ポジティブで大胆なデザインの色、柄を通じて日々の暮らしに喜びをもたらす”という考えの「マリメッコ」と、“日々の生活をより豊かに、快適にする”という「ユニクロ」が提案する服づくりのコンセプト“LifeWear”がマッチして誕生した
2018年01月10日 プレスリリースより)

これらのコメントからは、認知度アップというだけではなく、双方のプロダクトへの姿勢や理念の合致があってこその展開であることがうかがえますね。

ユニクロのバリエーションの豊富さはもちろんのこと、ユニクロの強みでもある細やかな技術によって、マリメッコの商品を幅広い層に届けるためのコラボと言えるかもしれません!
技術で選ばれるなんて、さすがユニクロ様です。

ユニクロコラボがもたらす効果

北欧の街並み

現在のユニクロは”シンプル”でスマートなイメージですが、マリメッコは植物や記号をモチーフにした柄など、特徴的なものが多い印象です。街中でも目を引くような柄だと思います。
ユニクロとコラボすることでどのような年代が購買層となるのか、どれだけ街中で見かける回数が増えるのか楽しみです!
みなさんも、ユニクロ×マリメッコで、毎日の生活に喜びを。

Top image (C)Marimekko / 引用元|Marimekko日本公式オンラインストア

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さぬき

居酒屋ではだし巻き卵とエイヒレを必ず頼む1993年生まれの青森系女子。女性目線でのマーケティングをできるよういそいそと勉強中。流行り物はとりあえず好きになる。今年の目標は”丁寧な生活・いい暮らしをする”こと。
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