常に相手に合わせた最適なアプローチを!モテるリターゲティングとは?

リターゲティング01
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モテたい。
それは、それは、チヤホヤされたい。
素敵な女性から追いかけられたい…
愛するよりも愛されたい真剣(マジ)で…

おっと失礼、取り乱しました。遅れてきた思春期真っ盛りのエモジマです。
可愛い女の子に追いかけられたいのに、僕を追いかけてくるのは悲しいかなアドテクノロジーくらい…
今回は、Web広告のターゲティングのお話です。(ちゃんとマーケティングの話です。)

リターゲティングという仕組み

とあるサイトを見たり、キャンペーンページを見たりした後、その製品やサービスの広告が繰り返し表示されるような経験がある方は多いのではないでしょうか。通販サイトやオークションサイトで気になる商品を調べた後、その商品に追いかけられるように広告が表示されることがあります。
空前のモテ期と到来かと勘違いしそうですが、これはリターゲティング(リマーケティングとも言われます)という仕組みで配信されています。リターゲティング 特定のページにタグを挿入しブラウザのクッキーを利用することで、ページに訪れたことのある人をターゲットにして広告を配信できる仕組みです。これにより一度自社の情報に接触したけれど離脱してしまった人に対して、再度アプローチを仕掛けることができます。一度フったのに、好きって言われ続けてたら好きになっちゃった!みたいなことが狙えるわけなのです。

リターゲティングは深度とリーセンシーで出し分けよう

Retargetingの深度とリーセンシー
とはいえ、ただただ追いかけ続けても嫌われるだけです。恋は駆け引きとは言いますが、一度接点を持ったからといって地獄の果てまで追いかけるというヤンデレ広告で成就するのは中々難しいでしょう。

リターゲティング広告では、リストの使い分けにより広告を出しわけることができます。リターゲティング活用は、ユーザーの深度リーセンシーを注意しましょう。

深度とは、ユーザーが情報にどれくらい接触して、どれくらい深く知ってくれているかという考え方です。例えば、「トップページに訪れてすぐ離脱してしまった人」と「購入フォームまで辿り着いたけれど離脱してしまった人」では、その人があなたの魅力をどこまで深く理解しているかが違ってきます。また、単純に接触の回数が多い人も、認識が進んでおり深度が高いと判断できます。
「面識はある人」と「1回飲みに行ったことがある人」では、アプローチの仕方も違うように、相手がどれだけ自分に興味を持ってくれているかによって適切なアプローチは変わってくるのです。

リーセンシーとは、接触してからの経過日数の間隔という理解でいいでしょう。1度サイトを訪れてから1日、3日、7日と日が経ってくると購入へのモチベーションなどは次第に下がってくるものです。

これらの要素を組み合わせて広告を出し分けることで、相手の状況に合わせた最適なアプローチが可能になります。
「欲しくて手に取ったけど、悩んで買わなかった」という人には、もう一押しするような広告を打つといいでしょう。また1ヶ月間定期的にアプローチしても振り向いてくれない人には、出稿を止めるといった設定をすることで、効率を上げることができます。

もちろんこの他にも様々な条件を分けて出稿することで、幅広い顧客に適したアプローチが実現可能です。

情報を開示することで得られるメリット

こんな話をすると「インターネットを利用するだけでストーキングされてるような気分になって気持ち悪い」という人もいらっしゃるかもしれません。そういった人は、クッキーを無効化するなどして追跡されないように設定することも可能です。また、興味のない場合は配信停止を要求できる広告もあります。

Web広告のターゲティングの本質は、製品やサービスを売りたい人と欲しい人のマッチングです。広告主側はできる限り自分に興味を持ってくれている人に絞ってアプローチしたいですし、消費者側にとっても自分に興味があるものを自動的にレコメンドしてくれる仕組みです。
クッキーには氏名や住所など個人を特定できる情報は含まれません。クッキーにはサイトの閲覧履歴などをもとに趣味趣向などが推定できる情報が記録されており、これと照合して広告のターゲティングがされます。逆をいえば、クッキーを有効化しておくことで、ボーとしていても興味がありそうな情報が舞い込んでくるようにもなるのです。

今後テクノロジーの進化がさらに進み、より自分にとって価値のあるレコメンドが実現するかもしれません。欲しい時に欲しい情報を、検索するよりも先にオススメされるといった未来が待っているかもしれません。そうなってくると、自分の情報を開示するということのメリットはより高くなってくるのではないでしょうか。
ボケッとしていても、白馬の王子様が便利な情報持って向こうからやってくる!なんていう時代になっていくかもしれません。
またマーケター側としては、偶然の素敵な出会いを顧客に対して演出することができます。(以前「セレンディピティとマーケティングオートメーション」という記事でも詳しく紹介しています。)

まとめ

顧客のことを理解し、求めるものをその人に合わせて出し分けることで、コミュニケーションがより良いものになります。

ウフルではWebやソーシャルメディアを利用した広告施策の支援なども行なっています。また、マーケティングオートメーションを活用して、顧客のリアルタイムな状況にマッチしたアプローチができるよう支援を行なっています。あなたと、あなたの顧客との最適なコミュニケーション方法を、ぜひ一緒に考えてみませんか?

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エモジマ

1991年生まれ神奈川県出身。LAにあるMIという音楽のカレッジでDIYマーケティングを学ぶ。ウフルのマーケティングソリューション部で働くコンサル兼ミュージシャン。街と散歩とらーめんと布団と枕が好き。
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