セレンディピティとマーケティングオートメーション

フルタ
Pocket

唐突ですが、「セレンディピティ」という言葉をご存知ですか?

セレンディピティ(serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

出典 : Wikipedia

書店に行って平積みの本を見たときに、ちょうど自分が課題に感じていた書籍に出会う、ちょうど読みたかったカテゴリ・ストーリーの小説に出会う、などといった経験はないでしょうか?書籍に限らずショッピングでも同様のことが誰しもあるかと思います。またその体験を思い出すことができる人であれば、そのときの「嬉しさ」も思い出せるはずです。

これを「セレンディピティ」と呼び、人はその状況を自分にとって「素敵な偶然」を得たと解釈します。ですが、これって本当に偶然なんでしょうか?

意識/無意識に関わらず個人の欲求が探していたもの

素敵な偶然!」と思う状態には、以下の2パターンがあります。どちらにせよ、その人が意識/無意識に関わらず欲していたものが「見つかった!」状態となります。

① 意識的に探していた     → 予想外の場所・タイミングで見つかった

② 無意識的に探していた  → 意識的に探していなかったのに予想外に見つかった

意識/無意識に関わらず「探して」いたもの(またはサービス)なので、情報感応度が高くなっている状態にあります。そのため「探して」いない状況に比べてむしろ「見つけ」やすくなっているわけです。
もしくは無意識的に探しものがありそうな場所に赴いていたりします。ただし、その「見つけ」やすい状態を本人は意識していません

街やお店や商品というあらゆる情報を脳内でくっつけて見つける、というプロセスが意識/無意識に関わらず行われているために起こる、実際には「(ほぼ)必然」だと筆者は考えています。

ではこの脳内の処理プロセスをプログラム化できたとしたら?「セレンディピティ=素敵な偶然をつかみ取ること」を意図的に発生させ、そして増やすことができるのではないでしょうか。

これまでのデジタルマーケティングの技術

Amazonの「関連する商品」に代表されるような、レコメンドエンジンがあります。これも消費者が探すのではなく、消費者が自分から探さないかもしれないものをレコメンドすることで偶然的購買をしてもらおうという目論見ですが、類似のテーマ・カテゴリの本や色違いの商品などのレコメンドでは、消費者にとって「偶然」感は少ないです。

対して、同じAmazonでも「この商品を買った人はこんな商品も買っています」は、”そうそうこれも必要だった”ということになるので、「関連する商品」よりは「偶然」感があります

例えば以下のようなケースです。
 スキレットを購入   → なべつかみ、なべ敷き
   カメラを購入     → カメラケース、カメラバッグ
   スピーカを購入ー   → ケーブル

「セレンディピティ」すらオートメーション化できる時代が来る?

自然に、否、だいぶ意図的にデジタルマーケティング技術はどんどん「偶然」性を高めるよう進歩しています。この場合の「偶然」性はもちろん”消費者にとっての”「偶然」性です。 

scale_03

上図はデジタルマーケティングの代表的な技術年表と偶然性の度合いを表したものです。

ここで、Marketing Automation(CCCM…(クロスチャネルキャンペーンマネジメント))に注目してください。

たとえばWebの行動履歴を元に、閲覧したことのある商品のリアル店舗がいま歩いている場所の近くにあって、商品在庫があればスマホにプッシュ通知が来る、といったことは現在の技術で可能ですし、それを実現する製品があります。
マーケティング大国アメリカで生まれ、ここ数年日本でも導入数が勢い良く伸びている、マーケティングオートメーション(CCCM)ツールです。1人1人に合わせたマーケティングを、自動的に、大勢の消費者に対して、実施することができます

これを消費者の日常に繋ぎ込むことができれば、もはや、消費者に対して「素敵な偶然」感を提供する=「セレンディピティ」を感じるマーケティングを醸成できてしまいます。

「素敵な偶然」感を作られたら買っちゃう気がしませんか?だってその「偶然」は「幸運をつかみとること」に繋がるのですから。

ウフルでの取り組み「Salesforce Marketing Cloud」「EMI(enebular Marketing Intelligence)」

ウフルでは、BtoC業態向けのマーケティングオートメーションツール「Salesforce Marketing Cloud」や、自社製品「EMI」を通じて、そんな「セレンディピティ」によるマーケティングと消費者の未来を作っていこうとしています。

ご興味ございましたらお気軽にご連絡ください。

■Salesforce Marketing Cloud事例

事例紹介: SalesForce Marketing Cloud 導入・開発

adastria_20160810_01

adastria_20160810_02

■EMI(enebular Marketing Intelligence)

「サーチがなくなる」未来のマーケティング施策実現のためのウフル製プラットフォーム。
emi_20160810_03_2

Pocket

The following two tabs change content below.
フルタ

フルタ

2005年早稲田大学商学部卒。プログラマ出身のデジタルマーケティングコンサルタント。 ウフルではマーケティングプランニング部に所属しており主にマーケティングオートメーションの導入PMを担当。お客様のマーケティングを日夜支援しています。
まずは事例を見てみる

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です