自分はそこまでアニメが好きじゃないです。アニメの魅力や、世界中にアニメ好きな人が多いのは分かるけど、自分は違う理由で日本に興味を持ちました(知りたいなら今度話そう)。
けど、たまに僕でもテレビの前でアニメを見て「やべえ」と思う時があります。今まで観た映画のトップ5には『AKIRA』は普通に入ってる。ジブリの映画は失敗したことがないから全部好きだし、他にもある。
例えば、攻殻機動隊(Ghost in the Shell)は最初から最後まで大好きな映画だった。DVDも買って何回も観たりして、続編も全部観てる。
1995年の映画公開から20年後のいま、実写映画になると聞いて僕は興奮し過ぎた。
だけど、その興奮は30秒しか続かなかった。キャスティングを知って驚きました。一番目立ってたのは、草薙素子を演じる女優がScarlett Johanssonだということ。
このことが今回のブログの内容:White Washing(「ホワイト・ワシィング - 白人が白人じゃないパートをやること」)はただのマーケティングの策略なのか、あからさまな区別か、それともハリウッドのプロデューサーの考え?
Where are you from again?
今年はハリウッドでは区別についてかなり大きな話題になっています。アカデミー賞の候補者にはアフリカンアメリカンの人が少なすぎて文句だらけになって、そして妙なキャスティングのことでホワイト・ワシィングの討論がどんどん広がってきました。
例:Emma Stone(アメリカの白人)がAllison Ng(中国/ハワイアン/スウェーデンの国籍)のキャラを演じたり、Jake Gyllenhall(スウェーデン出身のアメリカの白人)がプリンスオブペルシャを演じたり…そうペルシャ、イランのこと!そして最後のサムライはトムクルーズ?ふざけるな。
昔からホワイト・ワシィングがあるのは皆知っていました、でもそれは50年代や60年代のとんでもない区別的な理由があったからです。でも、現在は2016年。アジアやアフリカ出身のすばらしい俳優は山ほどいて、キャラのバックグラウンドに適した人が配役されるべきだと思います。
間違いなくScarJoは良い女優で、彼女も未来的な東京のこんなかっこいいサイボーグ警察を演じることは楽しみにしてるだろうけど、攻殻機動隊のファンたちの目線からすると混乱するのはよく理解できる。
It’s 2016, and this is what Hollywood thinks “Motoko Kusanagi” should look like: pic.twitter.com/gYNNC6CQMV
— The Nerds of Color (@TheNerdsofColor) 2016年4月14日
This is a photograph of Rinko Kikuchi next to a drawing of Motoko Kusanagi of GHOST IN THE SHELL. #AsianActorsExist pic.twitter.com/Fd0e2ZEmoF
— bryanedwardhill (@bryanedwardhill) 14 April 2016
考えるまでもなく、菊地凛子が出ることは当然に思えます。彼女はすでにハリウッドで人気があるし、めちゃキックアスな女優で、そして草薙素子と同じく日本人!に・ほ・ん・じ・ん。
誰の目にも明らかなのに、何故ハリウッドはこういうことをする?
沢山の理由があると思います、そんな賢い理由じゃないでしょうけど、理由は理由:
1. 有名な役者が出たら映画が売れる
― まぁ、これはなんとか理解できる。普通のスーパーのコーラより本物のコカ・コーラを飲みたい。
2. 他の理由全く思いつけない
ジョン・オリバーの言った通り「How is this still a thing.」(なんでこれまだある?)
The Box Office Doesn’t Lie
なんとなく、有名なハリウッドスターが主演なら人気映画になることは分かります、おそらく特にアメリカの田舎のほうとかで。
だけど興行収入を見てみると、売上の大部分は海外から来ています。2015年のTop10映画の中では、アメリカ国内のマーケットは平均34%しかなかった。しかも、一番売り上げた映画、スターウォーズのメインキャラ二人は女性と黒人(二人ともイギリス人、二人とも初の主演映画)。これを見る限りだと誰が出るかは全く関係なくない?
もっと詳しく、最近のハリウッド実写リメイクの興行収入を見たら笑うしかない:
…評価レーティング: 2.7/10 on IMDB and 14% on Rotten Tomatoes.
The Last Airbender = $131,564,731 (制作予算 $150,000,000)
…評価レーティング: 4.5/10 on IMDB and 6% on Rotten Tomatoes.
Source:Box Office Mojo, IMDb
マーケティングは制作・開発と同時に始まります。海外にも売れる物を作りたいならちゃんと考えた方がいい。
どうしてもScarJoを終末のサイバー世界のサイボーグ警察にした映画を作りたいなら、新しいタイトルを付けて、せめてキャラの名前を変更して。
それだったらこんな文句だらけの話題にならない!
何か作りたくて、将来的には全世界に売り出したいなら、最初からマーケティングコンサルタントと相談したほうがいい。少しだけのノウハウがあればいい物を作れます。
一般人は一番大事なお客だから(お金もちなハリウッド白人プロデューサーではなく)。
ウフルは映画や動画の制作もやってるから、マーケティングもしっかり考えて作品を作りたければ、Uhuru Filmsのドアをノックしてみてください。
Top image:Twitter/ParamountUK
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