価値あるブランドを作り上げ、維持するための10のポイント

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ブランディングはどんな企業にとっても本当に大事なことです。
ちょっと前にこちらの記事でNOWAYさんが書いていましたが、社外向けにも、社内にとっても、ブランドが確立していることはパワーになります。じゃあどうやってブランディングすればいいんでしょうか?

今回は、“価値あるブランドを作り上げ、維持するための10のポイント”をお教えします。

10 Points for Constructing & Maintaining a Valuable Brand

1. Innovate & Delight

どんな種類のものでも、コンシューマーは簡単に必要十分な商品やサービスを見つけることができ、特に悪くもなく普通に使える物はいくらでもあります。
ですが、「十分」では足りません。「十分」では競合を超えない。「十分」ではコンシューマーの喜びを満たせない、再購入やまた使ってもらえることはないです。
あなたが新製品や新サービスを出す前に、「十分」か?を社内で確認するのは最初から間違っています。大事な質問は、コンシューマーはどんな気持ちになる?どうやってコンシューマーをもっと喜ばせる?ということです。そこから「十分」より最強なものを作れるようになります。

2. Be Different, with a Purpose

この時代、人々は物を沢山、沢山持っています。だけどその持ってる物はほとんど同じことができます。別に悪いとは言っていません。ただし、それは特別感がありません。
コンシューマーが新しいものやサービスを買いたいとき、理由が必要になります。商品Aと商品Bの違いはなんでしょうか、目立った理由がないと選べません。その商品の違いは、機能性・UX・コミュニケーションなどなんでも、良いことで目立てば勝ちです。

3. Have a goal

どんなブランドでも目的が必要です。別に世界を変える目的は必要ないけど、大きな野心があれば弱点にはなりません。ブランドイメージは上がるし、商品を作る理由にもなります。
目的はただ売上を伸ばすだけではなく、基本は、カスタマーにポジティブなインパクトを与えることが大事です。ブランドのアピールは機能・イメージ・ユーザビリティなど様々ですが、その基本となるちゃんとした目的によってブランドがユニークになります。

4. Become the goal

目的を決めるのは第一歩、そこからは会社の社員の仕事です。社内でも社外でも全員がブランドの目的にならなければいけません。どんな人でも(社長から新卒まで)、ブランドアンバサダーになれます。ブランドのボトムラインから意思になる。全員その意思を信じたら、ユーザーも信じる、そうしたらブランドバリューも上がります。

5. Be honest with the Consumer

トラスト、信用。ブランドをそうさせるまでは難しいです。けれど、信用されているブランドのパワーは高くなります。つまり、コンシューマーが買い物をする際に信用されているブランドのほうが売れやすくなります。
そして、信用させるまでは時間がかかるけど、その信用は脆いです。ブランドのアクションは大衆に見えやすくなり、リスクマネジメントは厳しくなっています。なので、正直なブランドになったほうがいいです、コンシューマーの目線と同じレベルに立って、問題・クレームがあれば素直に答えて。ブランドがユーザーの不安を受け止める姿勢を見せなければいけません。

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6. Adapt and Update Brand Experience Constantly

商品企画から、開発、そして販売と実際のユーザーエクスペリエンス(UX)まで、継ぎ目なしのフローを目指します。ブランドパフォーマンスは企画からUXまでずっと流れています。そしてブランドエクスペリエンスがコンシューマーにとって必要不可欠にならなければいけません。
オンラインサービスでも持ってる物でも、一貫さは重要です。コンシューマーのデザイヤ~と夢を満たさなければいけません。ブランドエクスペリエンスではユーザビリティと、競合との違いが見えてきます。それがコンシューマーを夢中にさせるところです。

7. Really Listen to VOC

ビッグデータの時代の中で、忘れてはいけない大切なことがあります。一般のコンシューマーは人間で、その人間には感情があり、愛情・生存・意味などの基本的な欲求もあります。
小さくても大きくても、インテリジェントコンシューマーインサイト(ブランドに対する意識や購買行動原理などを洞察することで得られる、「購買意欲の核心やツボ」のこと)が成功の基礎になります。ユーザーはただの番号じゃない、簡単に分類をさせてくれません。VOC(Voice of Customer)に耳を傾け、ビッグデータと細かい分析を同時に行なうことで、個人的な深いインサイトになり、ブランドとコンシューマーの繋がりが近くなります。

8. Have a Rounded Approach

トラディショナルブランディングは弱点になりかねない、この時代では総合的ななアプローチが必要です。インサイトと分析によるマーケットリサーチやデータ採集 は大事な情報になります。マーケター・アナライザー・コンサルタント・データサイエンティストなど全てのメンバーが一つのチームになれば、ブランドの思いがコンシューマーに伝わりやすくなります。This is Synergy.

9. Stand Out

良いブランドは良い商品だけではない、これまでのステップを完璧にやってもユーザーが知らないなら意味がない。ここでクリエイティビティーが大事になります。ブランドの存在意義はユーザーに一目惚れさせ、クリアにバリューと良さを伝えて、コンシューマーを楽しませることです。マーケティング戦略を考える時からプロモーション・セールス・配達まで全てが大切で、さらにデジタルマーケティングの世界をうまく使うべきです。コンテンツマーケティング・ソーシャル広告などはブランディングの活動になります。

10. Don’t Stop, even if you get Enough

ブランディングは、人間と同じように常に変わっています。ビッグデータとユーザーインサイトで次の予測を立てることが重要です。一つの商品が上手く売れてもそのまま時代に合わせて変わらないと次のは売れなくなります。
自分のブランドは生き物だと考えてください。そしてコンシューマーはそのブランドの生命力です。

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ブランディングについてこれから始める人も、まさに取り組んでいる人も、今日からこの10のポイントを意識すれば、Uhuruと共にあなたの会社のブランドは将来を掴むことでしょう。

参考:2015 BrandZ Top 100 Global Brands

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