プロジェクトマネジメント vol.6 – 成果物をブレイクダウン WBSとはなにか

NOWAY
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前回はプロジェクトスコープが明確でないと炎上する。ということを紹介したが、今回は具体的にどのようにしてスコープを固めていくかということをお話したいと思う。

プロジェクトの要求事項

スコープを決める元になるのは、プロジェクトの要求事項となる。これはプロジェクトの目的(プロジェクトが成功することにより実現される環境)や目標(成功したかどうかの判断基準)とも深い関わりを持つことになる。要求事項を満たすことで、目的や目標を達成できる、というものだ。
そして、要求事項の収集は非常に重要なステップとなる。この部分が十分でないとお客様の期待を満たすことができないスコープを設定することになり、炎上の原因となる可能性が高い。

制約条件と代替案

要求事項が明確になったとする。次はその要求事項を満たす手段を考える必要がある。
前回も紹介したが、プロジェクトには様々な制約条件がある。それらを勘案して時には代替案を取り入れながら、最終的に成果物を定義し、プロジェクトのスコープ記述書に文書化する。
その際に除外事項を記載することが、後にスコープクリープからあなたを救うことになるだろう。
※スコープクリープとは、スコープが時間と共に公式な手続き無しに変化していくことである。

WBSを作ろう

突然だが、「ショートケーキを作ってください」というオーダーを急遽、家族から受けたとしよう。
「えっ?」という感じになるだろうが、とにかく作らなければならない、という状況を想定してほしい。

あなたはまず最初に何をするだろうか?
ショートケーキのサイズや、種類などは決まっていることとする。(これらが定義されているのがプロジェクトのスコープ記述書ということだ。)
ショートケーキは、生クリーム、スポンジ、イチゴからできている。そしてさらに、それらを作るために必要な材料はなんだろうか。それに必要な作業は?という風に、より小さな構成要素に要素分解していく。その構成要素をツリー状にまとめたものがWBSである。

wbs

上の図のように、よりハイレベルなものから、具体的なものへと、レベルでブレイクダウンしていく。
最終的にワークパッケージ(作業)レベルまでブレイクダウンすると、そこに担当者を割り振って、横に倒せば、ガントチャートの元になるということだ。

そうするとまず、あなたが最初にすることは、、、そうだ、必要な材料と道具を集めることになるだろう。

このように、成果物は単一の要素からできていることは少なく、より細かいレベルの成果物の集合体になっているということがわかるだろう。
このような成果物をしっかりと認識して順番に仕上げていくことが、プロジェクトマネジメントの基本的な役割なのである。

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ウフルのOB(2016年1月末卒業)。1980年岡山県出身。青山学院大学ビジネスクール(ABS)卒。MBA、PMP(R)、プロキックボクサー(現役、NEXTLEVEL渋谷成田組所属)。専門分野はプロジェクトマネジメント。ただいまウフルシック中。
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