ことの始まりは、お盆の昼下がりだった。
K「井上さん、ICE MONSTERって知ってますか?」
N「なんですか?MONSTERドリンクを凍らせるってことですか?」
K「違いますよ、今年の4月に日本へ上陸した、フレーバーアイスブロックという素材の味をそのまま濃縮させてる、超ド級のスーパースイーツですよ。」
N「そいつは、まさにモンスターですね。」
ケイスケさんは情報通なのである。
なかなか興味深い話だ。
しかし、我々ウフルのマーケティングクラウド本部は常に最先端のマーケティングで最先端のトレンドを追求しているのだ。しかも数字を元に。
そこのトップマーケターであるこの私が、そんなホットなトピックを知らないはずがない。
この噂が本当なのか、我がマーケティングクラウド本部が誇る分析のプロフェッショナル、DJ TAIZO氏に話を聞いてみた。
T「え?井上さん知らないんですか?ICE MONSTERって言ったら、今や若い女性の間で大人気ですよ。OMOTESANDOにある店舗なんかじゃ10時間くらい待つらしいですよ。僕にキャンペーンサイトの分析を任せてもらえたら完璧なPDCAを回して、日本での認知度を爆発的に高めて、井上さんみたいに知らない人に、もっとアプローチできるんですけどね。。。てか井上さん渋谷系なのになんで知らないんですか?」
※プライバシー保護のため音声は変えております。
これは一大事だ、イケメン青学MBAスーパー渋谷系のこの私が、こともあろうに表参道で大流行しているスイーツの情報を見逃しているとは。。。
しかし焦ることはない、私には強い武器があるのだ。そう、Radian6だ!!
さっそくVOC(Voice of Customer)を集めてみる。
(c) Radian6 by salesforce.com (次の画像も同様)
90日間のICE MONSTERの話題量だ。確かにかなりボリュームがあるようだ。
次は「Conversation Cloud」でキーワードを見てみよう。
●原宿
原宿なう、やっぱりice monsterは混んでるね
— オルディン大橋 (@andeswolfgmail1) August 12, 2015
表参道のことを人は原宿と呼んだりもする。
●念願
念願のice monster🍨💗👻普通に食べると4.5時間待ちだからテイクアウトにしたから15分くらいで👍❤️ びっくりするくらいふわふわで綿あめみたいな食感😳💖💖本当に美味しすぎる😂💕 マンゴーが大好きだから幸せ✨ pic.twitter.com/gEZjNJWI4R — Mayu Suzuki (@mayuballetlove) August 12, 2015
人々がどれだけICE MONSTERを欲しているかが分かる。
「River of News」をみると、”念願のICE MONSTER”、つまりやっと食べれた!という投稿が多いのが分かる。
10時間は言い過ぎだが、4~5時間は普通に待つということらしい。大人気過ぎて行列が出来ているのだろう。確かに食べたときには念願が叶うというものだ。
並みのマーケターなら、このあたりの情報収集しかできないだろうが、私のようなスーパーハイスペックウルトラマーケターは小さな情報も見落とさないのだ。
●本木
一見、意味不明な言葉だが、もしかすると・・・。ポンギ、業界人御用達のICE MONSTERがあるのだろうか・・・。
表参道だと混んでるからまだ行ってなかったICE MONSTER。六本木の期間限定shopだとメニュー2種類のみだけど待たずに食べれた。マンゴーもコーヒーも美味しかった♪ pic.twitter.com/aTJii5XZRx
— ドナ♪ (@dona_dsga) August 9, 2015
見つけてしまった。ソーシャルメディア上の情報によると、
・表参道の店舗は行列が出来ていて、ひどいときは6時間くらい待つ。
・六本木のベンツの上には期間限定ショップが出来ていて、2種類しか販売していないが待ち時間無しで食べることができる。
ということのようだ。
というわけで。
できる男は即行動だ!! こういう時のためのスーパーフレックス制度なのだ。
弊社オフィスは神谷町なので六本木までは一駅、頑張れば歩ける距離なのである。
どうやらMercedes-Benzとのタイアップで、8月30日までの期間限定ということらしい。
店内には余裕があり、ゆったり座ることができる。
※平日のビジネスアワーだからという可能性もある。
待ち時間で車のカタログでも覗いてみる。意外に手が届きそうな価格に思えてくる。
衝撃的に美味い。。。
これぞモンスターと呼ぶに相応しい。
で、お会計は・・・1200円。
Get Real!!(マジかよ!!)
※写真はイメージです。
完全にグルメレポのような内容になってしまったが、何が言いたかったかというと、ソーシャルリスニングを使えばこのようなトレンドの話題に乗り遅れることなく、マーケターの威信を保つことができるというわけだ。
是非ソーシャルリスニングをマーケティングに活かすことをご検討いただきたい。
※ICE MONSTER JAPANやダイムラーAGのマーケティング担当者様がこのブログをご覧でしたら、是非私に仕事を下さい(笑)
NOWAY
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