コンテンツマーケティング成功の鍵?純粋想起されるサイトを作ろう

純粋想起
Pocket

つい最近、上長から薦められGoogle Analytics個人認定資格(GAIQ)を取得しました。
特定のナレッジを持っていると社内でも「質問があれば、あいつに聞けばいい」となり、頼られることも増え少し鼻が高い思いです。
今度は「Google Tag Managerの資格も取ってみない?」と言われ、また勉強の日々が始まろうしている…MCラボにもGTMの記事が溜まっているので、読み込むことになりそうです。

「〇〇のことはあいつに聞け」。
この状態、実はマーケティングやブランディングにおいてとても理想的な状態です。

マーケティングに役立つ純粋想起とは?

僕の社内でのイメージというと「Google Analyticsを使える人」「あのツールを使える人」「〇〇の案件をやってた人」「MCラボのエモジマ」…などさまざま。会社単位でさまざまな案件を回していく中で、ありがたいことに「そうだ、〇〇系の案件といえばエモジマなので、アサインしよう」と思ってお声がけをしていただくことが増えました。
この「〇〇といえばエモジマ」「〇〇のことはエモジマに聞こう」というイメージが、僕にさまざまなチャンスをもたらしてくれているのです。これは社内における僕のキャラクター付け、立派なセルフブランディングと言えます。

これが社内ではなく、一般消費者のイメージであればどうでしょう?
よく言われる例を挙げると、「ハンバーガーといえば?」と聞かれれば、ほとんどの人が思い浮かべるブランドがあるでしょう。カテゴリーを聞いただけで消費者の心にブランド名が思い浮かぶ状態は、企業にとってとてつもないアドバンテージと言えます。
このように製品(サービス)カテゴリーだけで特定のブランドを思い起こさせることを、純粋想起と言います。この純粋想起という考え方は、Webマーケティングの領域においても非常に重要な考え方です。

そうだ、Google先生に聞いてみよう

純粋想起によって思い浮かぶブランドは、ユーザーが製品やサービスを選択する上で強力な動機付けになります。なんだかよくわからないブランドより、知っているブランドの方が安心感があるからです。
また、製品やサービスの機能に大きな差がない場合、純粋想起されたブランドの方がより選択されやすくなります。「同じような機能なら安い方がいい」という心理に近く、「同じような機能なら知っている方がいい」といった心理が働くのです。

「検索エンジンといえば?」と聞かれればほぼ100%の人がGoogleと答えるでしょう。多くの人が「何かわからないことがあれば、Googleで検索すればいい」という習慣が身についており、他の検索エンジンを探す必要など全くありません。どうせ同じような検索結果になるのなら、わざわざYahoo!やBingに切り替えようという人はなかなかいないでしょう。
ハンバーガーなどは好みの違いがありますが、機能性に目立った違いがない場合は、多くの人がそのまま純粋想起のサービスを利用します。(Googleが個人的に嫌いなど特別な理由がない限りですが。)

「〇〇について知りたくなったら見るチャンネル」は強力

人々がインターネットに接続する理由、Webサイトを利用する理由の多くは、何か知りたいことがあるからです。情報社会と言われるように、インターネット上では常に「誰かの知りたい」と「誰かの伝えたい」が行き交うコミュニケーションが盛んに行われています。リアルな世界でも書籍や学習塾、セミナーなど、人々の「知りたい」に答える製品やサービスはたくさん提供されています。

僕はプライベートでギターを弾くのですが、YouTubeの動画を見て練習することがよくあります。
上の動画は瀧澤克成さんというギター講師の方の動画です。僕の地元の街の小さな楽器屋さんで講師をされている方ですが、2009年からレッスン動画を公開されており今では136,000人以上のチャンネル登録者がいます。ユーチューバーなんて言葉がない頃から、ギターのレッスン動画といえばこの人!というくらいの人気です。
ギターには特殊な奏法がいくつかあり、探そうと思っても情報が少ないのです。ましてや細かく教えてくれる人は、他ではなかなか見つかりません。さらには手軽にできる基礎練習のメニューなんかをたくさん知れるため、ギターを上達したいと思ったとき、ものすごく重宝しています。
コメントにも細かに返してくれるので、ギターのことは瀧澤さんに聞け!くらいの純粋想起に繋がります。

Snip20170417_36また、プログラミング技術を学ぼうと思った時、Qiitaを思い浮かべるエンジニアは多いでしょう。エンジニアたちがさまざま技術を学ぼうと、繰り返しアクセスしているサイトです。興味のある言語を登録するなどして、欲しい知識を深堀りしていくことができます。

このように「誰かの知りたい」がまとまったサイトは、人を引きつけ繰り返し訪問させます。設定したターゲットに、いかに「〇〇について知りたければ、このサイトを見ればいい」と思ってもらえるかが、コンテンツマーケティングを成功させる秘訣と言えるのではないでしょうか。

* * *

このMCラボも、ウフルのメンバーが日々マーケティングに役立つことを書き続け早1年半以上。おかげさまで繰り返しアクセスしていただけている方もいらっしゃるようです。
「マーケティングについて知りたければ、MCラボを見よう」と純粋想起する方が少しでも増えたらいいなあと思いながら、これからも張り切って更新していきます!

もっと深く知りたいという方は、ぜひ資料をダウンロードしてみてください。
また、実際のビジネスに活かしたいという方は、ぜひ一度お気軽にご相談いただければと思います。

Pocket

The following two tabs change content below.

エモジマ

1991年生まれ神奈川県出身。LAにあるMIという音楽のカレッジでDIYマーケティングを学ぶ。ウフルのマーケティングソリューション部で働くコンサル兼ミュージシャン。街と散歩とらーめんと布団と枕が好き。
まずは事例を見てみる

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です