#日曜日に若者がこぞって呟くハッシュタグ知ってる?

エモジマ
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どうも、前回のハイスタの記事が月間人気記事1位に入り、すっかりいい気になっているエモジマです。

突然ですが、音楽を好きな若者たちが日曜日にこぞって呟くハッシュタグがあるのをご存知でしょうか?今回、そのハッシュタグを深く探っていったところ、若者たちがSNSを通してどのようなことを求めているかが、少し見えてきました。

#日曜日だし邦rock好きな人と繋がりたい

TwitterなどのSNSにはハッシュタグという機能があり、同じタグが付いた投稿をまとめて見ることができます。「#らーめん」といったように、「#」にキーワードを付けて呟くことでどんな文言でもハッシュタグにすることが可能です。

今回は「#日曜日だし邦rock好きな人と繋がりたい」というタグに注目してみたいと思います。

なんのことやら?「日曜日だから」って全然理由になってなくない?というツッコミはいったん置いといて、具体的にどんな内容が呟かれているのか見ていきましょう。

これを見てわかるようにこのハッシュタグの目的は、自分の好きなアーティストリストを公開して趣味が近い人と相互フォローしたいというもの。
また、自分の情報を手作りの「画像」で表現しています。文字数制限をクリアし、さらに思い思いに自己表現をしているのです。

なにやらガラケーで見ていた歌詞画とか思い出しますね…笑
(余談ですが、前略プロフィールが9月末をもってサービス終了したのだとか。僕の黒歴史も闇に葬り去られたようで安心しました。くわばらくわばら。)

上の投稿では、1枚目にはフェスの写真に好きなアーティストの名前が書かれています。LOVEとLIKEで分けられており、LOVEは特に好きなアーティストなのでしょう。
2枚目には「STADY」と書かれたアーティストリストが添付されています。「勉強中」って…まだ知識の浅いにわかファンですが、お手柔らかによろしくってことなのでしょうか。
また、3枚目には参加するライブのリストが書かれています。このライブ参加予定が被ったら、一気に距離が近くなりますね。

ファン同士だけで使っているわけではない?

このハッシュタグですが、利用しているのは音楽ファンだけではありません。

このようにバンド側が、感度の高い音楽ファンに向けてアピールするための場としても使われています。

また、インディーズ向け映像制作会社のPR動画もアップされています。

一方的な宣伝というよりも、「自分も仲間に入れてよ!」といった印象がありますね。Twitter広告を出すよりも、そこにあるコミュニティに寄り添った形のアプローチになっています。

これってどれくらい盛り上がってるの?

それでは、どれくらいの投稿量があるのでしょうか?

約1ヶ月の投稿量が10万件近く、これはなかなか盛り上がっていると言えるでしょう。しかしこの数字には、リツイートやリプライなども含まれるため、実際に何人が投稿しているのかを調べてみました。

図2

集計期間 9/1~27

リツイートや、ハッシュタグきっかけのリプライは除き、複数回投稿している人は1回とカウントしたところ、1ヶ月で4,593人がこのハッシュタグでフォロワーを探していることがわかりました。

図3

集計期間 9/1~27

こちらが日毎の投稿推移。当然日曜日に投稿が集中しています。

音楽に関する一つのハッシュタグだけでこれほどの投稿があり、他にもさまざまなジャンルでこうしたハッシュタグがあるだろうと考えると、コミュニティ的なコミュニケーションの需要はそれなりに大きいのかもしれません。

若者たちと友達になるということ

このハッシュタグの面白いところは、マーケター側から一時的に提示されたインタラクティブな大喜利に答えているわけではないということです。
ユーザーが自主的に趣味趣向をソーシャル上に投稿しています。

広告が溢れ、SNSを介したさまざまなキャンペーンが行われている昨今、本当にユーザーが繋がりたいアカウントとはどのようなものでしょうか?

このハッシュタグを利用しているユーザーは、「好きなアーティストに関する話題を投稿するアカウント」「ハマり始めのアーティストについてもっと情報をくれるアカウント」といった、自分にとって価値のあるアカウントと繋がりたがっていると考えられます。
ひいては、自分の好きなことを継続的に話していられる友達が欲しい、という気持ちの表れではないでしょうか?

今ではあまり使われなくなりましたが、mixiのような「特定の趣味を持つ仲間とのコミュニティ」としての役割や繋がり方が、今でも求められているとも考えられます。

SNSを介してより継続的なコミュニケーションができるアカウントとは、商品やサービスの魅力をアピールするだけのアカウントではありません。
若者たちに求められているソーシャルマーケティングとは、彼らの趣味趣向にマッチした友達のような存在を目指すことなのかもしれません。

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エモジマ

エモジマ

1991年生まれ神奈川県出身。LAにあるMIという音楽のカレッジでDIYマーケティングを学ぶ。ウフルのマーケティングソリューション部で働くコンサル兼ミュージシャン。街と散歩とらーめんと布団と枕が好き。
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