Suckers in Love – Happy valentine’s day

2016バレンタイン
Pocket

またこの時期が来ました。ハロウィンやクリスマスに比べて、僕はバレンタインデーは本当に気にいらない。今まで2月14日に良い時間を過ごしたことはないと思います。彼女いても、いなくても、この日は社会的義務を負ってお金を使わなければいけないのがなんだか好きじゃない。

面白いことに、他の二つのイベントと比べたらバレンタインはそこまでアピールがないみたいです。バレンタインの話題量は、イベントの前後2週間ではかなり少ない。特にクリスマスは1週間前くらいにも結構話題になっているけど、バレンタインはハロウィンよりも少ない。
別に世の中が全く興味ないという意味ではなくて、2015年の2月14日のバレンタインに関する話題量は1,164,482投稿ありました。ただ、クリスマスほどピークになってない理由はいくらでもあると思います:プレゼントは片道だけなこととか大多数は恋愛してないとか…。

バレンタイン

(c) Radian6 by salesforce.com ※バレンタイン、ハロウィン、クリスマスそれぞれの当日から前後2週間の話題量。

それでも、ハロウィンとクリスマスのように、日本のバレンタインは特別です。あまり分からないかも知れないですが、日本のスタイルは本当に日本だけのやり方です。
さて、どうやって日本の小売店が恋するおバカさんからお金をゲットしているかを教える前に、海外のやり方を紹介します。

The history of Valentine’s

本当の歴史は結構長くて若干つまらないです。いくつもの説がありますが、大体はどっかのバレンタインという聖人がいまして、愛のために何かヒーロー的なことをしてその後で亡くなりました。興味のある方はウィキペディアへ。

現在の君たちが知ってる(僕が嫌いな)形は19世紀に生まれたもので、手紙や詩で人々が告白をしました。昔の詩はこれです。その詩から影響を受けて一般の人々が個人的な詩を書き始めました。
“She bath’d with roses red, and violets blew,
And all the sweetest flowres, that in the forrest grew”

Spenser, The Faery Queene iii, Canto 6, Stanza 6 – 1590)

Which spawned the more traditional ‘roses are red’ poems:
最初の一行はRoses are red, violets are blue(薔薇は赤、菫は青)、そして次の一行はブルーと似てる言葉を付けます。

“Roses are red, Violets are blue,
I’ve got a hankering for vindaloo”

(Josh, I’d rather eat curry then spend money on you, 2016)
薔薇は赤、菫は青
僕はカレーを食お
(作家は僕、詩のタイトル:君と一緒にいるよりカレー食べたい)
君といるよりカレー食べたい
基本的に、どこかで誰かが「ラブレター交換・愛の告白・寂しいから」という巨大なマーケットがあることに気づきました。そしてハート形のカードと手紙の大量生産が始まりました。
1950年代からカードだけではなく、バレンタイン病はチョコ・花・ジュエリーなど(ダイアモンド業界からすると信じられなかったでしょうが)、様々なものへと広がりました。

それでは、今日のバレンタインデーの話に進みましょう。ありえないほどバカな一日で、恋に落ちてる人たちと貪欲なマーケターとのお金のやり取りはハンパないことになっています。
レストランでは特別なバレンタインコース(ハート型をしただけのいつも通りの料理)を用意し、男たちは必ず彼女にその高いコースを食べさせないといけなかったり、花とチョコを渡したり、そして何かキラキラな物をあげるべきという文化になっています。
代わりにラッキーな人の場合は彼女からキス(及びナイショ)をいただける。(だけど、彼女を満足させないとキスじゃなくて喧嘩になる。)

My Bloody Valentine

小さい頃にお母さんがバレンタインカードをくれて、カードに「隠れファンより」と書いてたけど僕はお母さんからだと分かってました。ちょっと成長しても、このブログを読んだらわかるように僕はこの日は好きじゃないですから、いつもできるだけ何もしないように過ごしてました(4年間独身でよかったな)。

日本に来てからまた新たな問題が発生しました。日本のバレンタイン初体験は留学の間、朝起きたら寮の部屋の前に手作りチョコが3、4個ぐらい置いてあって、食堂でも手作りのキレイなチョコを何個ももらいました。全部「友達」から。
そして大学に着いたらあんまり知らない人からまたチョコを山ほどもらいました。21歳の男には夢のようじゃないですか?それと(その頃の)彼女から素敵なデートやプレゼントとかいろいろもらいました。
彼女には「僕はこの日が好きじゃないから、何もあげない」「君にプレゼントするのに理由なんていらないから、また別の日にサプライズするよ」と言って、彼女はそれは全然大丈夫と返事しました。

自分のカバンに甘い天国を入れた後に周りの男たちを見て、気づきました。こんな山は僕だけではなく、全員同じぐらいもらっていることに!「何これ!」と思ってそこで初めて「義理チョコ」の存在を知りました。
残念なことに、誰もホワイトデーの話をしなかったので、3月14日になって、僕は学校の半分の女性達とそして彼女にも嫌われた!ばかな!

Valentine in Japan

始めは1936年に株式会社モロゾフがバレンタインを紹介していて、1953年にハート形のチョコのプロモーションを生みだしました。その次は1958年に伊勢丹のバレンタインデーセールが始まって、60年代からどんどんバレンタインキャンペーンが大きくなってきました。

どこかでバレンタインのプロモーションが訳を間違えて、女性だけから愛を告げる日になりました(おそらくどこかの社長が奥さんからの愛が欲しかっただけかな?)。そして、なぜか80年代にはお菓子メーカーの組合が「愛に応えるホワイトデー」のキャンペーンを開始しました。(Source: Stanford press *

どうやって愛の告白をする日から義理チョコを渡す日になったのか?さあ、きっとお菓子メーカーのマーケティング作戦でしょう。とにかく、今年のバレンタインは日曜日だから、月曜日になったら会社の女の子たちは忘れているかな、くれても僕はさっき言った通りホワイトデーには返さないよ(ごめんね)。

Japan goes crazy for chocolate

チョコフライ

(c) 2016 McDonald’s マックチョコポテト

これはただの始まりだけで、日本ではチョコ系のマーケットは広すぎます。あちこち見てももう分かるはず、日本人のチョコのお菓子はとんでもないレベルにおかしい!皆だいたい見てると思うけど、一平ちゃんのチョコ焼きそばとか、マックのチョコポテトって?!
そう考えると次のユニークなバレンタインチョコが何になるかはあなた次第。チョコおにぎり?チョコ味の水?チョコ味のチョコ??

最後に一言、この記事はラブラブ系じゃなくてすみませんです、僕はいろんな理由でバレンタイン気にいらない。だけど君たちがふさわしい愛を見つけたらいいなと思ってます。
そしてフェアリーテールのようにlive happily ever after。いつか僕もなるかな。

【参考・出典】
*:Source 1. Gift-giving in Japan: Cash, Connections, Cosmologies By Katherine Rupp
Source 2. ”no matter where you’re from, Valentine’s day still means the same“ Risa Yoshimura (The Pacer)
Source 3. Office Ladies and Salaried Men: Power, Gender, and Work in Japanese Companies By Yuko Ogasawara

Pocket

The following two tabs change content below.
Hello Japan! I'm a Londoner living in Tokyo. You can find me quite easily as I am usually the tallest person in the building. New to this marketing lark, but I'll give it my best. Enjoy my bad Japanese blogs.
まずは事例を見てみる

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です